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メグとセロン4 [書籍感想]

 個人的評価:★★★★☆(星四つ)


メグとセロン〈4〉エアコ村連続殺人事件 (電撃文庫)

メグとセロン〈4〉エアコ村連続殺人事件 (電撃文庫)

  • 作者: 時雨沢 恵一
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2009/03/10
  • メディア: 文庫



「み、み、み、見たか? 髪を下ろしたメグミカさんは世界最強だぞ!」

 このムッツリめ!!

 うん、まあ、感想の全てを上の一言で表せるようなお話でございました。
 まあこの感想、メグとセロン全般に言えることなんですがw
 アリソンから続くこのシリーズは突っ込みどころ激しい恋愛模様だと思います。
 もちろん、ところどころキノの旅にも共通する、童話にも似た考えさせられる部分が多いのだけれど。

 今回はラリー、ニック、ナータのセロンプッシュが非常に激しく、もはや代名詞にもなりそうなセロンの内心の拍手喝采がえらく出てきましたね。
 これだけ内心動揺しまくっているのに顔には一切出ないセロンはどこかおかしいと思う(苦笑
 というか、イラスト見ただけじゃセロンがどんな性格してるのか一切伝わらないよなあ……
 メグがセロンの気持ちに気がつかないのは、絶対メグが鈍いからじゃないと思います。

 上記引用時の、髪を下ろしたメグのシーンとか、きっちり挿絵ついているんですが、キラキラと光る表現の数が半端じゃありません。
 いやまあ確かに可愛いとは思いますが、明らかにこれセロンの主観入ってますから(笑

 そして脇に控えながらもよく描写されているのがラリーとナータの幼馴染みコンビ。
 この二人、本当どういう関係なんだか。
 気の置けない中なのは分かるし、ラリーの方は裏表なさそうな感じなんですが、ナータの方がやたらちょっかいかけまくってるんですよねえ。
 とはいえ、殺人が起きた際とかには軍人見習いとしてのラリーの判断を尊重して我を抑えたりと、信頼しているのは間違いないのですが。
 何でもかんでも恋愛方向に結びつけるのもどうかと思いますが、どう思っているんだか。

 ニックの特技は……まあ、セロンの態度的になんとなく予想はついてましたが、一体どんな幼少時代だったのかが気になりますねえ。
 過去の件といえば、無論ジェニーもなのですが。
 確かにあの写真見たら、どうしてここまで変わったんだと首を傾げるのは仕方のないことだと思うんだ。
 ボディーガードの会話から、事情は類推できますが……その内その辺も出てくるのかしら。

 というか、基本的にアリソンを始めとしてこのシリーズ、そんなに巻数は重ねないことが多いので、どんなに長く見積もってももう折り返しには着いてるんですよね。
 なんか色々出てきてますが、どういう風に着地するのかしら。
 いや、一巻の初めでどうなっているのかはある程度出ているから、着地点は分かっているのだけど。
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